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瀬尾まい子『おしまいのデート』

国語のテストがおかしい、とかいうネタ画像を見て
ググったら出てきた本

【あらすじ】
「おしまいのデート」
両親が離婚して母親に引き取られた彗子。初めのうちは月に数回父親と会っていたのが、
再婚を期に祖父がやってくるように。母親の再婚、新しくできる家族に不安を抱えつつ、
祖父との最後のデートを送る

「ランクアップ丼」
母子家庭に育った三好。仕事に恋愛にと忙しくしている母親から蔑ろにされ、
若干問題児になっていたのを定年間近だったお爺ちゃん先生、通称上じいに救われる。
悪いことをするたびに玉子丼を奢ってもらい、一緒に食べていた三好は卒業後
就職をしてからは、給料日に恩返しもとい借金返済として、今度は自分が上じいに
玉子丼をご馳走するようになった

「ファーストラブ」
普段違うグループに属し、あまり話したことのなかった同級生、宝田から
突然デートに誘われた広田。約束をしてから当日までどうしようかと
悩んでいた広田だったが、真相を知ってからは次第に打ち解けていき…

「ドッグシェア」
離婚をし、職場と家を往復するばかりの生活を送っていたOLの久永は、
ある日公園内で捨て犬を見つける。ポチと名付けたその犬を、
会社帰りに立ち寄っては餌をやるようになったが、ある時からポチの元に
中華料理が投げ込まれるようになり、ひょんなことからその犯人であるところの
内村と共同で犬の世話をする約束をすることになり…

「デートまでの道のり」
いたずらばかりする園児、カンちゃんの父親である脩平と交際する保育士、祥子。
脩平とはカンちゃんが家にいない時に会い、カンちゃんを入れて三人で会うのは
カンちゃんと仲良くなってからだとしていた祥子だったが、カンちゃんの気持ちが
わからず、うまくやれているとは思えなかった。カンちゃんとどうしたら仲良く
なれるのか、祥子はずっと思い悩んでいたのだが…

以下、感想
・おしまいのデート
かなりあっさり終わる
別段、山場とかもなければ急展開、みたいなものもなく
淡々と読み進めていくような話だった
何となく今感想を書いていて思ったのは
これって彗子とおじいちゃんの「おしまいのデート」から
彗子と義弟の「はじまりのデート」でおしまいって形に
なってるのかなあとか考えてみた
個人的には、弟がすげえ頑張ってお姉ちゃんのために
傘さしかけてあげてる姿が可愛くて全部持っていかれたわ
離婚したことで定期的に会っていた父親だったけど
時間をとって会うのは面倒だったから
どうせなら終わらせてくれれば良かったのに、みたいなことを
再婚の決まった父親が来なくなり、代わりに祖父と会うように
なった結果に対して愚痴っぽく考えていた彗子だったけど
再婚して、完全に自分の父親から外れて他人のようになって
除け者にされたような感覚があったってのもあるだろうし
更に、家の中には母親の再婚相手とその息子がいて
ここでも仲間はずれにされているような感じになって
色々思い悩んでいたんだろうなあってのはわかる
あと、今思うとおじいちゃん自主的に来てたんじゃないかとか
お父さんに頼まれて、とか関係なくただ単に
彗子のことが心配だったんだろうなあと
で、義弟と一緒に帰る中で新しい家族との生活に対して
晴れやかな気分で第一歩を踏み出したってところなんだろうか
いい話だった
あと数ページしか出てこなかったが、弟かわいかった

・ランクアップ丼
玉子丼食べてみたくなった
またすげえいい話だよな、これも
あんま良くないんだけどさ、これ読みながら飯食うと
何かすげえうまいよ
最後、娘さんが現れた時はああ、やっぱそういう展開なんだとは思ったけど
この人すっげえ図々しいのなwww
でも上じいの物言いとかと合致していて
文章からほんとに上じいの娘なんだなあとかわかって面白かった
とりあえず、じいさんホモホモうっさいわwww
その辺りだけ何か気持ち悪くてひいた

・ファーストラブ
某画像のテスト問題は多分この話が元なんだろう
しかし画像のあらすじが色々すっとばしすぎてて
本編のギスギスとした雰囲気とか
和解後の爽やかな背景とか関係性とかが見えなくてひどい
つか、全然普通に友情物語じゃねえか
タイトルが誤解を招きそうだけど、これただの友達との話だろ
似たようなショタ漫画読んだことあるけどさ
まさかなあ
まあ面白かった
爽やかだなあすげえ青春っぽい

・ドッグシェア
非常識な人間同士で何か、お似合いなんじゃねえの?
何かさあ、犬が死んだ後の態度とか気持ち悪かった
これはあんまり面白くなかったかなあ
流石に終始ビスケットしかあげなかったわけじゃねえんだろ
犬を育ててる感じがなくて、ずっと二人でいちゃついてるようだったから
何だかなあって思って読んでた
変なの

・デートまでの道のり
カンちゃんがいなかったら色々成り立たなかった話
主人公自身も反省していたけど、言葉や態度に裏がありすぎて
何だかなあって思ったけど、作者も女性だしな
リアルの女って実際こんなもんだろうなあとか思いながら読んでた
息子親のところに預けて保育園の先生に手を出す父親も父親だけど
子ども利用してその父親に近づく主人公もどうかしてる
何だかなあ気持ち悪いな
カンちゃんがさあ、どう考えてもこの主人公のことすげえ好きでさあ
多分、父親のこと好きになる時にもそれに気づいてて
二人が仲良くなるきっかけ作れるようにいたずらしてたんじゃないのか?とか
父親が迎えにきてから時間かけて支度するのも
二人の会う時間を作ってあげてるんだろうなあとか考えながら読んでたけど
ほんと、これカンちゃんがいなかったら読めないわ
カンちゃんすげえ可愛い
最初の卵焼きの味なんかも先生と話したかったんだろうなあとか
もし先生がお母さんになったらどうなんだろうとか色々子どもなりに
考えて話しかけていたんだろうなあとか思ったら泣けてきた
子ども相手なら甘口って答えておけばいいだろう、的な考えから
答える主人公の反応も含めて色々と泣けてきた
カンちゃんや他の園児たちが無茶苦茶可愛いから読めるようなもんで
正直あんまりいい話には思えなかった
ラストはいいけど、あれもカンちゃんのおかげだしなあ
話自体は大人向けなんだろうか
大人がすげえリアルに汚く描かれていたけど
逆に園児がすげえいい子に描かれていたし、子ども向けか?
何かいまいちだった

話によって感想の長さ変わってるが、まあまあどれも楽しく読めたよ
でもほぼ始めから終わりまで粛々と進められる物語ばっかで
もうちょっと大きな山がある方が俺は好きだなあ
まあ、突然病気ネタとか挟まれることもなく、どれも最後は
いい話で終わって、安心して読み終えられたからいいや

おわり

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「おしまいのデート」瀬尾まいこ

いろんな形の「デート」、あります。 祖父と孫、元不良と老教師、特に仲良くもない同じクラスの男子同士、協力して一緒に公園で犬を飼うOLと男子学生。何気ないのに温かい人と人
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